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厄除地蔵尊塩澤寺は,古より厄除祈祷でご参拝頂いている寺院です
元三大師おみくじの解説
1番
2番
3番
4番
5番
6番
7番
8番
9番
10番
11番
12番
13番
14番
15番
16番
17番
18番
19番
20番
21番
22番
23番
24番
25番
26番
27番
28番
29番
30番
31番
32番
33番
34番
35番
36番
37番
38番
39番
40番
41番
42番
43番
44番
45番
46番
47番
48番
49番
50番
51番
52番
53番
54番
55番
56番
57番
58番
59番
60番
61番
62番
63番
64番
65番
66番
67番
68番
69番
70番
71番
72番
73番
74番
75番
76番
77番
78番
79番
80番
81番
82番
83番
84番
85番
86番
87番
88番
89番
90番
91番
92番
93番
94番
95番
96番
97番
98番
99番
100番
1番
【大意】
金銀などの七宝で作った仏陀の塔が、高い峰の上に立っている。
人々皆は仰ぎ見て尊いというが、ただその塔が素晴らしいと、なおざりに見てはいけない。
【解説】
このみくじを得たる者は、威勢強く万人に尊敬される。
ただし頂点を極めた形なので、何ごとにも自重して行動すべし。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引いても治る
失せもの
あとで出てくる
縁談
大変よろしい
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
2番
【大意】
月が雲に覆い隠され、物事を始めるにも先行きが暗くてよく見通せない。
そこでお月様に早く明るくなってくださいと祐を借りようとしたが、
あにはからん、その月がなかなか笑顔を見せてくれない。
【解説】
真理の月は当分あらわれないものと覚悟し、何ごとも悪あがきせず、時節の到来を待て。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが生命にかかわる事はない
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
負ける
3番
【大意】
願い事の成就が晩いといって、何も心配する必要はない。
求めていたことも、漸くかなった。
雲の梯(かけはし)、つまり大きな出世の手掛りもできて、天からの帰り路には、
神仙の棲む仙境を訪ね当てて、不老不死の薬まで手に入れることができよう。
【解説】
大器晩成。
はじめの運の開けるが遅いが、のち大いに幸せとなる。
ただし「満つれば欠く」の戒めを忘れてはならない。
【運勢】
願い事
遅いが大きな喜びとなる
病気
長引いても本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つが苦労する
4番
【大意】
大事業を興そうと、しきりに逸り立つが、主人から受ける待遇はまだ与えられていない。
もし主人から保証のお墨付きを受けることができれば、良きことが次々と速やかに起ころう。
【解説】
易の乾為天の卦の初爻に、「潜龍なり用うる勿れ」とあるように、このみくじも龍の淵に隠れて昇天の機会を待つ形である。
立身出世の兆があるが、まだその機が熟していない。
時を待つべし。
【運勢】
願い事
叶う
病気
治るのに時間がかかる
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
5番
【大意】
行動が道に合(かな)っていれば、相手と協調すべきである。
はじめは、心を煩わすことが多いが、しかし努力をおこたらなければ、財宝は盛んに集まり、 従来の方針を改めれば、相手とも協調、和合できるであろう。
【解説】
先に憂い、のちに喜ぶ兆。
【運勢】
願い事
遅い
病気
長引くが本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
6番
【大意】
最悪の運勢で魔物のたたりも多い。
一身上の出来事に訛(うそ)や真実(まこと)が入り交(爻)って、混乱する。
財を憂慮して、損失を防ぎ、神仏に福を祈ればはじめて、人間の本道に立ち返ることができる。
【解説】
はじめは間違いから道に迷い、身も危なくなるが、のちには本道に戻ることができる。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
神仏に祈ると良い
失せもの
出ない
縁談
よし
旅行
十分注意せよ
待ち人
遅い
争いごと
負ける
7番
【大意】
有明の月がまだ皎々と照って明るく、酒席で口論したわけでもないのに、家中に災厄が起こる。
神仏に福を祈れば、青陽(めでたい運気)が保たれよう。
【解説】
年老いて若返るように、再び出世する兆とするが、宋版天竺霊籤では挿絵に割れた酒器を描き、 この卦は破財をつかさどり、酒席で口舌の争いを引き起こす兆しとしている。
【運勢】
願い事
半吉
病気
本復する
失せもの
出るが遅い
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
勝つが苦労する
8番
【大意】
頭中(ものごとの始まり)に尾(結末)を見てはならない。
才能(文華)は理に叶ってあらわれるであろう。
期せずして、大収穫があり、立身出世するのであろう。
【解説】
はじめ悪いようでも、帆船の順風を得たるごとく、しだいに才能を見出されて成功する。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
9番
【大意】
トントン拍子に名を揚げ、人に知られ、すべての望みが一時に叶う。
目上の人物が引き立ててくれる処華(名誉)も果(実利)も二つながらに、得られるであろう。
【解説】
何ごとも思いのままであるが、「華果~」の句は、易の坤?卦(柔順の得)によっていると思われるので、謙譲の精神を忘れてはならない。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
10番
【大意】
安逸をむさぼった結果多くの物に破綻が生じ、旧態一新の大改革をして、はじめて財政も安定する。
そうなれば、痩せ細った新月がだんだん満ちて満月になるように、一度枯れた冬木も、春になって再び花を開かせるであろう。
【解説】
旧態に安穏とせず、心機一転すれば吉。
再び運も開く。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
11番
【大意】
財運盛んで、稼業も繁盛し、才能も都まで聞こえている。
その運の好さといったら、幸運の矢に乗って一直線に天空高く揚がったようだ。
その上、目上の引き立ても得られよう。
【解説】
目上の引き立てもあり万事繁栄する形であるが、空高く揚がった矢はいつまでも落ちずにいられるはずはない。
慎みが肝心である。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ。神仏に祈ると良い
12番
【大意】
枯れ柳も春となれば、残花が古枝に開く。
残り積もった雪や霜の中に、黄金色の菊花がさらに色深く輝いている。
【解説】
枯れ柳が春に再び芽吹いたように、災厄も消え失せ、厳冬に凛々しく咲き誇る菊花のように、誉れ高い名をあげることができよう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る。何かの中にある
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
13番
【大意】
手ずから太陽の光を把って、東君(春)が枯れ枝に花を開かせた。
稲の苗も秀で伸びようとし、その勢いの良さは、雲路にまで達するかのようである。
【解説】
陽春、草木が萌え出ずるように、万事力強く盛んな大吉の卦
【運勢】
願い事
叶う
病気
神仏に祈ると良い
失せもの
出る
縁談
人に頼んでよし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
14番
【大意】
自分がまだ玉か、それともただの石ころか分からなくて、憂い嘆いていると、ますます悲しみが湧いてくる。
しかし、路は大道に通じ、前途は開けている。
花も枯れずに残った枝先に、咲こうとしている。
【解説】
才能が認められず、嘆き悲しむことがあるが、しだいに名も知られ運も開いてこよう。
【運勢】
願い事
時期を待て
病気
よし
失せもの
出ない
縁談
時期を待て
旅行
見合わせよ
待ち人
遅いが来る
争いごと
負ける
15番
【大意】
富貴は、まったく天の佑によるものであって、再三苦労して、富貴を追い求める必要はない。
将来きっと成功して、その事跡を世に顕わし、長く高位を保つであろう。
【解説】
出世しても我欲を抑えれば、永く富貴を保つことができよう。
【運勢】
願い事
善人は吉
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
吉
旅行
よし
待ち人
来ない
争いごと
勝つ
16番
【大意】
月が破(満月後の半月)、改(後の新月)をへて、望(満月)となるように、将来は喜びに満ち身もまた安寧である。
目上の助けも得られ、財運も盛んで、前途は明るく開けている。
【解説】
目上の助けを得て、運の開く形。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
17番
【大意】
深山にこもって修行した人物が、忠正を認められて、王命を受けた。
和合の象徴である鳳が鸞のあとを追って飛び、天の最高の高みに昇るような、大出世をするであろう。
【解説】
高位高官に昇る兆だが、凡人では位負けしてかえって「不吉」の兆となる。
たとえ徳のある人物がこの籤を得たとしても、慎みがなければ「満つれば欠く」の悔(くい)があろう。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
苦労するが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
18番
【大意】
今までの暗くみじめな境遇を脱して、漸(ようや)く運が向いてきた。
(衣服も)平民の白衣から、貴人の緑衣に変わった。
今までの心配ごともなくなり、 厚禄を得て、光輝ある者と交わることができる。
【解説】
今までの苦労が消え失せて、運が開けてこよう。
ただし万事質実に実業に励むべし。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
家庭に関わることは悪い
19番
【大意】
家庭(夫婦)不和で家の中に荊棘(いばら)が生えたようだ。
お蔭で、子や孫たちはその荊棘から発生する災厄(虎威)を防がなくてはならない。
神仏や祖先の霊に懺悔して、一家の幸せの厚きことを祈れば、一家離散の不幸を免れることができよう。
【解説】
夫婦、あるいは家族不和の兆。
懺悔して祈れば、再び一家団欒の時がやって来よう。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出ない
縁談
急げばまとまらず
旅行
十分注意せよ
待ち人
遅いが来る
争いごと
半吉
20番
【大意】
月が出て、漸くあたりが明るくなってきたように、どうやら運が向いてきて、家財もだんだんとふえてきた。
それなのにどうして、もはやこれで満足だなどと安心してしまうのか。
さらにもっと努力すれば功を立て、名を揚げることができよう。
【解説】
暗きより明るきに出る形で、喜びごと多し。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復するが油断禁物
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来るが少し遅い
争いごと
言葉を慎めば勝つ
21番
【大意】
長年の錆や垢を洗い去って、もとの通りきれいな艶がでてきた。
そういった清々(すがすが)しい状態であるから、願う所はすべて吉で、輝かしく昌(さか)んな未来が待っている。
【解説】
旧弊を一掃すれば、吉。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よいが十分注意せよ
待ち人
来る
争いごと
勝つ
22番
【大意】
漸(ようや)く雲も晴れ、看る間に月の光が洩れ出てきた。
まさにはるの訪れとともに、草や花が秀で伸び、春の雨の、ひと雨ごとに竹の青味が増してゆくようなものだ。
【解説】
今までの苦労や障害も消えて、これから万事発展を始める「雨過天青」の兆。
【運勢】
願い事
遅いが叶う
病気
長引く
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
23番
【大意】
紅い吉祥の雲が、歩くにしたがって足もとから湧き起こり、高々と放った矢が、青空に命中した。
その勢いに乗って、利禄(利益)の鹿(ろく)に目がくらんで思わず、千里も遠いところまで来てしまったが、 鹿は手に入らず、ハッと気づいてみると遙かとおくまで来すぎて、帰りの路が分からなくなってしまった。
【解説】
勝ちに乗って、欲をかき過ぎるな。
【運勢】
願い事
はじめは良いが後悪い
病気
養生次第
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来ない
争いごと
勝っても後々よくない
24番
【大意】
将来の方針を改変したら、欠けていた月もまた、円く満月となる。
天からは福禄が下る、幸運がやってくる。
この好機を逃さず、すべてに先手を打ってゆくことが大切である。
【解説】
闇夜から月夜になるように、心の憂いも解けて喜びごとに逢う兆し。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
25番
【大意】
春、冬枯れの梢に、花が芽吹き その梢と同様、前途には幸運が待つであろう。
そうやって運が開け始めると、佳人から白羽の矢も飛んで来て、良きことが次々と重なるものだ。
高禄を乗せた車も自然とこちらへやってくるようになる。
【解説】
幸運や援助の手が先方からやってくる兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
26番
【大意】
将軍は名将との誉れが高い。
兵を率いて、はるばる遠征したが、あにはからん、敵との闘い方をしらなかった。
「勝ち軍(いくさ)」と都の天子には奏上したが、偽りが知れてかえって名声を失墜させてしまった。
【解説】
名声があっても、心がけが悪ければ何ごとも徒労に終わる。
油断は大敵である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
27番
【大意】
財禄を望むなら、それは山を重ねるように望みほうだいである。
花も紅に咲き誇り、同じように喜びの顔を見せている。
そこで夜空を見上げると皎々と輝く月が、雲間から漸く、
姿をあらわしてきたところであった。
【解説】
月が黒雲の間から姿をあらわすように、それまでの憂いも消え失せ、喜びに向かうであろう。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
28番
【大意】
昔の過ちはいつ解けるのであろうか。
(などと嘆いてはいるが)内々にたおやかな美女を侍らせているではないか。
もし吉(十一口)運を得たいのなら、子丑の月、子丑の人を用いよ。
【解説】
悔い改めて福を祈れば、やがて運も開けよう。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
長引く
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
半吉
29番
【大意】
志を得ず落魄(おちぶ)れていた状態が、漸く解消し、再び名誉が回復できた。
財産もちいと名誉にふさわしく手に入るようになって、
良い主人にも出会えて、運はますます上向きとなるであろう。
【解説】
病人が回復するように、日一日と悩みが解消し、喜びに出会う。
しかし我意を張らず、目上の助言には耳を傾けるべし。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
妥協すること
30番
【大意】
気高く美しい鶴が樹上高く止まって、他人の眼によくつく、鶴の気高さ、
美しさを妬む物が、人知れず射かけてくる矢に傷つけられぬよう、注意せよ。
樹の上ばかりでなく、陥井(おとしあな)の畔(ほとり)で
鋭い刃物を持って待ち構えているような者もいる。
そして更に、家庭内の危険にも重々注意して、それらを未然に防げ。
【解説】
宋版天竺霊籤は、このみくじを小人から身を守る卦ととらえている。
出る杭の打たれぬよう注意せよ。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
神仏に祈ると良い
失せもの
出ない
縁談
見合わせよ
旅行
控えよ
待ち人
来ない
争いごと
半吉
31番
【大意】
北の涯(はて)に棲むというあの大魚・鯤もまだ大鵬という巨鳥に変身していない。
(鯤鯨は「荘子」にでてくる想像上の巨大な魚)時の来るまでは、しばらく深い水の淵に身を潜めて、おとなしく力をためておれ。
ひとたび時を得て、風雲が巻き起こったならば、その時は一気に、天の涯まで飛んでいくことが出来よう。
【解説】
はじめは思うことが叶い難いが、心静かに時節を待てば、のち大いに良し。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
急ぐと負ける
32番
【大意】
宝玉が原石の奥深くに、隠れているようなものである。
凡庸な眼で眺めるのをやめよ。
ところが玉作りの名工であれば、一目で宝玉が隠れていることを見抜いて、冴え冴えとひかりかがやくほうせきを磨き出すであろう。
【解説】
はじめは人に進化が評価されず不遇な時を過ごすが、ひとたび己を知る者を得たのちは、この玉のように素晴らしい輝きを発揮するであろう。
【運勢】
願い事
予期せずうまくいく
病気
少し長引く
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
長引くが勝つ
33番
【大意】
春、冬枯れの木々にも艶やかな花が咲き、林には芳しい花の香りが満ちている。
月も雲間から姿をあらわし、その上なお、目上の引き立てにもあずかり、運勢はますます上向きとなる。
【解説】
目上の引き立てもあって、運気はますます盛んとなるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出るが遅い
縁談
人を頼んでよし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
34番
【大意】
春の訪れと共に、冬木も芽吹き芳しい花の香が、再び漂う季節となった。
鯤鯨が時を得て、淵の底から巨浪とともに姿をあらわし鈎を挙げてみると、なんとその鯤鯨という大物がかかっているではないか。
【解説】
古きを改め新しくことをはじめるなら、大成功疑いなしである。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
35番
【大意】
鹿(禄)を射る(得る)には、箭によらなくてはならない。
そうすれば、天竺の胡僧が道案内をしてくれよう。
道中、同志の者も出会えて。
栄華は夕日のように輝くであろう。
【解説】
陰貴の人(高僧など)の手引きで、晩年大いに財産を得る兆。
【運勢】
願い事
遅いが叶う
病気
本復する
失せもの
出るがかなり遅い
縁談
人に頼んでよし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
36番
【大意】
損が極まれば、必ず益となる。
それはあたかも、月が月食からまただんだん明るくなっていくのと同じである。
次の満月まで待て。
そうすれば、室中光華で満ち溢れるであろう。
【解説】
ものごとが極まって、また回復する卦なので、願望は叶う。
しかし、短期は禁物である。
【運勢】
願い事
時期を待て
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
負ける
37番
【大意】
雲が暗く垂れこめ、日の光もまだ射さない。
名を揚げようとしてもこれもまたまだ運が開けない。
しかし、やがてひょっこり、幸運が舞い込んで、一本の矢で二羽の鴻を射落とすような、意外な喜びに出会うであろう。
【解説】
はじめ、ものごとは思い通り運ばないが、中頃より太陽も雲間より顔をのぞかせ、望外の幸せが舞いこんでこよう。
【運勢】
願い事
遅いが叶う
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出にくい
縁談
よし
旅行
道中に十分注意せよ
待ち人
遅い
争いごと
悪い
38番
【大意】
月が天空を静かに照らす、良夜である。
ところが、しだいに雲が出て濃霧が立ちこめ、月光が蔽われてきた。
そのような境遇になってみると、想われるのは遠方の親しい人々のことで、しきりに嘆息(咨嗟)の出るこの頃である。
【解説】
今まで不満もなかったのに、しだいに運が傾いてきた。
時の運の不利なことを察して、万事慎重に行動せよ。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
本復するが長引く
失せもの
出ない
縁談
悪い
旅行
控えよ
待ち人
来ない
争いごと
負ける
39番
【大意】
一個の瑕の無い璞(あらだま)(まだ石の中にある玉)。
これから琢磨(みがき)あげて、立派な玉に仕上げるのに好い。
鑑識の高い人に見出されて、多くの喜びに逢うであろう。
【解説】
その身賢く、才知をもって世間に名を知られ大いに出世する兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
40番
【大意】
偏らず正しき道を行えば、道は開く。
こうした正しき人はえてして姦邪のひとから邪魔されて、あやまちを起こすことも多い。
しかし、壷の中の妙薬を用いれば、遠からずして、苦しみは去るであろう。
【解説】
悪人にそそのかされて、あやまちを起こす形。
人を選んで交わることが肝要である。
【運勢】
願い事
善人は叶う
病気
本復する
失せもの
悪い人は出ない
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
41番
【大意】
邪魔物があって、ものごとが円滑に回転しない。
無理に回転させようとして、半分台なしにするようなことは避けよ。
家庭内には不穏な火種が、くすぶっている。
神仏に心をこめて祈れば、災いを免れることができよう。
【解説】
はじめはものごとが思うようにいかず、家庭内にも心配の種が絶えない。
運が向いてくる時を待て。
【運勢】
願い事
時期を待て
病気
長引く
失せもの
出ない
縁談
よし
旅行
悪い
待ち人
来ない
争いごと
負ける
42番
【大意】
桂花(もくせい)の花が咲いて、春も間近、だんだん運が向いてきて、前途も開けてきた。
目上の貴人の引き立ても得て、以前の暗夜も再び月が出て、明るくなろう。
【解説】
新規にことを始めるに良し。
旅立ちは、行く先に喜びごとあり。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出るが遅い
縁談
人を頼んでよし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
43番
【大意】
月がまさに満月になろうとしている。
鹿(禄)を追っていると、その姿が谷川の水に映って、あとひと息で捕まえることができそうである。
ちょうどその時、引き立ててくれる人物の助力もあって、鹿を獲ることができた。
【解説】
吉運のみくじであるが、慢心は禁物である。
【運勢】
願い事
叶うも遅い
病気
長引くが本復する
失せもの
出にくい
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つが遅い
44番
【大意】
基盤の上の黒石と、白石。
勝負は、一手(一著)ごとに先手を取って、相手の機先を制していかねばばらない。
そうすれば天もまた、恵みの雨を降らして、草木の旧い根方を洗い出すように、
今までの汚れや澱(おり)も一掃され、新しい運命が拓けてくるであろう。
【解説】
万事先手を取り、長い間そのままにしていた懸案の事項に、速やかに取り組めば吉。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
45番
【大意】
大いに功名をあらわそうという心があるならば、富貴が前途に待ち構えているであろう。
そしてさらに、思いがけない神仏の加護にも遇うことができて、めでたい香り草が、行く手の路を一面に埋め尽くしている。
【解説】
目上の人物や貴人の引き立てにより、立身出世する形である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
46番
【大意】
病気に苦しみ、なおかつ他人からのあなどりを防がなくてはならず、そうした危機からまだ、回復していない。
しかし易でいう純陰の卦に一陽が戻って来て(来復)復卦となるように、
今までの苦労が去って運がめぐってきたのちは、その盛運に乗じて、良い計画を立てるがよかろう。
【解説】
はじめは苦労が多いが、末になって運が開ける。
【運勢】
願い事
半吉
病気
長引くが本復する
失せもの
出にくい
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
負ける
47番
【大意】
目前の立身出世を、いっそう望んでいるが、どうして大器晩成の暁を、じっくり待てないのか。
家を離れ、他郷へでも出れば、財産も俸禄も、向こうからやってくることであろう。
【解説】
はじめは滞りがあるが、のちには先方から果報が飛びこんでくる。
新天地へ出て、活躍の場を求めれば吉。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
本復するが長引く
失せもの
出るが遅い
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
48番
【大意】
もうひと息で俸禄(鹿)に手が届きそうなのだが、間に渓川が流れているようなもので、獲れそうで獲れない。
だからといって、あれこれ心配する必要はない。
ひとたび渓川の向こう側への、好い渡し場が見つかれば、禄(鹿)も獲得でき、 鸞鳳という瑞祥の取りが天高く飛ぶような、大出世がかなうであろう。
【解説】
はじめは何ごとも妨げが多いが、しだいに好転し、最後には大成功を収める。
【運勢】
願い事
時期を待て
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
来ない
争いごと
勝つ
49番
【大意】
中秋の名月が、円々と輝いている。
皎々と照るその月には贍蜍(ひき蛙)が棲んでいる(中国古代の神話では、月中に兎と贍蜍が棲むといわれる)。
夜空は澄み渡り、暗雲などはどこにもない。
月の中では故(ふる)い友人同士の兎と贍蜍が仲良く桂花(もくせい)の木に攀(よ)じ登って遊んでいる。
【解説】
万事十分の形。
すべて控え目にすべし。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
50番
【大意】
望みを達するには、従来の方法を改めたほうが良い。
家を出て他郷に新天地を求めるなら多くの利が得られるであろう。
それから先は仕事のもくろみも当たって、トントン拍子に、財宝も俸禄も、望みどおりになるであろう。
【解説】
従来の考え方、物の見方などを、変えてみるがよい。
はじめは苦しくても、やがて運勢は開ける。
【運勢】
願い事
よし
病気
医者を変えてよし
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
51番
【大意】
精進に勤めて、大変奇特である。
しかしいくら骨を折っても修行しても、いまだに開運の時を得ない。
それではと一大決心をもって、身を躍らせて碧漢(あおぞら)まで飛び上がってみたら、 (幸い)精進に応じた身の置き場所、待遇を得て、運気もおおいに開けてくるであろう。
【解説】
思い切りよくことに対処すれば、望外の幸せが得られる。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが本復する
失せもの
いずれ出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
52番
【大意】
長らく苦労をしてきたが、ようやく安泰な生活ができるようになる。
認定書、感謝状、表彰状の類を賜るであろう。
今までは花は咲いても散ってしまったが、やっと実を結ぶことになる。
金は天下のまわりもの。次は自分にまわってくる番だ。
【解説】
氷が春に溶けるように、今まで艱難辛苦を味わってきたものの、
上司の推挙で出世し、今までの苦労は報われるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが治る
失せもの
北東にある。ゆっくり探せ
縁談
急ぐべし
旅行
吉
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
53番
【大意】
長く続いた暗闇も、ようやく晴れ、舟で江を渡ると、水は青く澄んでいる。
貴人からの文書も発せられ、思いがけない目上の引き立てにもあずかって、成功するであろう。
【解説】
長い間の滞りも解けて、しだいに運の開ける形。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
54番
【大意】
長らく苦労をしてきたが、ようやく安泰な生活ができるようになる。
認定書、感謝状、表彰状の類を賜るであろう。
今までは花は咲いても散ってしまったが、やっと実を結ぶことになる。
金は天下のまわりもの。次は自分にまわってくる番だ。
【解説】
氷が春に溶けるように、今まで艱難辛苦を味わってきたものの、
上司の推挙で出世し、今までの苦労は報われるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが治る
失せもの
北東にある。ゆっくり探せ
縁談
急ぐべし
旅行
吉
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
55番
【大意】
雲が散って月が再び明るさを取り戻し、天体(天書)の真の姿が、隠れもなく明瞭に眺められる。
今まではとかく、妨げが多かったけれども、花が開くように、再び重ねて運が開けてきた。
【解説】
今までの憂いは散じ、願望は成就しよう。
【運勢】
願い事
善人は叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
負ける。心正しければ勝つ
56番
【大意】
浮いたり沈んだり、安定しない生活が続く。
まだ若いのに、心配ごとが多く髪が白くなった。
そんな心配ごとが、百度、千度と多く続くが、やがて目上の引き留めにあって、運勢も好転してゆくであろう。
【解説】
中年までには万事に思わしからず、心労が続くが、晩年目上の引き立てもあって大いに成功する。
【運勢】
願い事
善人は吉
病気
本復するが長引くことがある
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
57番
【大意】
長江(大河)を渡ろうとしたが、河幅はとてつもなく広く、波も高くて、一緒に渡ろうという連れも見つからない。
前方の渡し場の波が幸いに静まったなら、すっぽんを釣る釣針の用意をしよう。
【解説】
まだ時期が熟していない。
あせらずに時節到来を待つべし。
【運勢】
願い事
苦労してようやく叶う
病気
長引くが本復する
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
悪い
待ち人
遅いが来る
争いごと
苦労して勝つ
58番
【大意】
道はあるのだが、途中広い江に隔てられ、車は、険しい嶺の上を行かなくてはならない。
進むにも退くにも、危険を防ぐ必要がある。
このような時はえてして、つまらぬ人間のそしりや妨害を受けがちである。
用心せよ。
【解説】
万事障害多く、運気大いに悪し。
何ごとも慎んで細心に道を進むべし。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
本復叶い難し
失せもの
出ない
縁談
悪い
旅行
控えよ
待ち人
来ない
争いごと
負ける
59番
【大意】
酒の上での話は、何ごとによれ慎み、小人の輩との交わりは避けよ。
高貴の婦人(陰公)の佑を願えば、めんどうな争いから身を守ることができよう。
【解説】
口は災いのもと、人との交わりに心せよ。
【運勢】
願い事
遅い
病気
長引く
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
勝つこと遅い
60番
【大意】
高く危うい場所にいて、どうやって世の中を渡ってゆくことができよう。
平凡な道を歩んでゆくのが、長生きの秘訣である。
このような道を守ってゆけば、当然安泰に到り、風雲を起こして立身出世するであろうが、 それも偶然そうなったのではなく、平素の行いがそうさせたのである。
【解説】
心を正直に努力すれば、吉。
【運勢】
願い事
善人はよし
病気
善人は本復する
失せもの
出ない
縁談
善人は吉
旅行
善人なら良し
待ち人
来ない
争いごと
善人は勝つ
61番
【大意】
昔の過ちはいつ解けるのであろうか。
(などと嘆いてはいるが)内々にたおやかな美女を侍らせているではないか。
もし吉(十一口)運を得たいのなら、子丑の月、子丑の人を用いよ。
【解説】
悔い改めて福を祈れば、やがて運も開けよう。
【運勢】
願い事
叶わない
病気
長引く
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
半吉
62番
【大意】
これまでの災いや障害は、しだいに退散し、名誉は天下に知れ渡る。
旧弊を改革して、その功績によって、高禄を得て、高位高官に昇り、幸せが舞いこんでくる。
【解説】
運の盛りである。
万事気を引き締め、慎重に対処せよ。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
63番
【大意】
長らく苦労をしてきたが、ようやく安泰な生活ができるようになる。
認定書、感謝状、表彰状の類を賜るであろう。
今までは花は咲いても散ってしまったが、やっと実を結ぶことになる。
金は天下のまわりもの。次は自分にまわってくる番だ。
【解説】
氷が春に溶けるように、今まで艱難辛苦を味わってきたものの、
上司の推挙で出世し、今までの苦労は報われるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが治る
失せもの
北東にある。ゆっくり探せ
縁談
急ぐべし
旅行
吉
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
64番
【大意】
願いを込めた一通の書信が天に向かって飛んでゆくと、
「秦川(陜西)の舟には蜀の綿を積む」という諺の通り天の幸を得て錦(財宝)を積んだ船が帰ってきた。
このようにして将来の運も開け、目上の引き立ても受けて、ますます幸運に恵まれるであろう。
【解説】
貴人の引き立てによって、おおいなる幸運を得る兆。
宋版天竺霊籤は「吉信」としるした巻物が、天に向かって飛んでゆくところをあらわし、
「官員がこの籤を得れば、高い地位に登り、商人ならもうけが倍増する」とある。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
65番
【大意】
病気に苦しみ、なおかつ他人からのあなどりを防がなくてはならず、そうした危機からまだ、回復していない。
しかし易でいう純陰の卦に一陽が戻って来て(来復)復卦となるように、
今までの苦労が去って運がめぐってきたのちは、その盛運に乗じて、良い計画を立てるがよかろう。
【解説】
はじめは苦労が多いが、末になって運が開ける。
【運勢】
願い事
半吉
病気
長引くが本復する
失せもの
出にくい
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
負ける
66番
【大意】
将来の方針を改変したら、欠けていた月もまた、円く満月となる。
天からは福禄が下る、幸運がやってくる。
この好機を逃さず、すべてに先手を打ってゆくことが大切である。
【解説】
闇夜から月夜になるように、心の憂いも解けて喜びごとに逢う兆し。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
67番
【大意】
幼年より常に旅がちだったが(苦労が多かった)、春になれば馬が昂ぶるように、この人も運が向いてきた。
今後はこのまま前進し、ことを始めるがよい。
開運の箭も天より一直線に、到達するであろう。
【解説】
いままでの苦労も去り、急に運気の開ける兆。
多くのみくじ本には、他国を旅して稼げば吉とある。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
早ければ出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
68番
【大意】
霊夢を見て英雄を生んだという伝説のように、思いがけない幸運が向いてきそうだと喜んでいた。
ところが幸運はいっこうにやってこず、あの夢はなんだったのかと疑う心が生じてきた。
しかし春になれば、馥郁(ふくいく)とした香りとともに、元通り冬枯れの枝にも咲くようになるのだから(何も不審に思わずとも好い)。
【解説】
今までの不運も去って、これから吉運に向かうであろう。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
春夏は吉。秋冬は凶
69番
【大意】
霊夢を見て英雄を生んだという伝説のように、思いがけない幸運が向いてきそうだと喜んでいた。
ところが幸運はいっこうにやってこず、あの夢はなんだったのかと疑う心が生じてきた。
しかし春になれば、馥郁(ふくいく)とした香りとともに、元通り冬枯れの枝にも咲くようになるのだから(何も不審に思わずとも好い)。
【解説】
今までの不運も去って、これから吉運に向かうであろう。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
春夏は吉。秋冬は凶
70番
【大意】
志を立て、修業に努めたが、まだ禄も得ず、地位も無い。
もし天子のお召しの詔勅が下ったら(「金鶏」は十二支の酉とも考えられる)、
便風(順風)を得た船のように、順調に運が開けてゆくであろう。
【解説】
おのれの修得した一芸を固く守って、時節を待てば、やがて名誉をあらわす時がやってこよう。
【運勢】
願い事
遅いが叶う
病気
長引く
失せもの
出るが遅い
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
苦労して勝つ
71番
【大意】
鶏が鳥の王者・鳳の後を追って、ともに飛び、高い林に止まって、羽づくろいしている。
こんな幸運の時こそ、船を漕いで対岸へ渡るべきであるそうすれば、船に財宝を山積みにして帰ることができよう。
【解説】
貴人に近づきを得て、大いに成功する兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
72番
【大意】
家内に大きな災厄の起こるのを、注意して防げ。
花と実が、別々の枝に咲いているように、夫婦の仲がうまくいかない。
こうした厳しい霜枯れの時期がやっと過ぎてのち、ようやく夫婦の仲は宜しくなるのであろう。
【解説】
はじめのうちは凶だが、のちに吉。
しかしはじめ悪しき時に身を謹まないと、身を亡ぼすことになろう。
【運勢】
願い事
吉
病気
長引くが生命に関わることはない
失せもの
出ない
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
73番
【大意】
長く続いた暗闇も、ようやく晴れ、舟で江を渡ると、水は青く澄んでいる。
貴人からの文書も発せられ、思いがけない目上の引き立てにもあずかって、成功するであろう。
【解説】
長い間の滞りも解けて、しだいに運の開ける形。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
74番
【大意】
石の中から宝玉を取り出し、砂を濾(こ)して砂金を見つけた。
その結果、天高く路を見つけたように出世の路が開けた。
ただ一つ心配なのは、心が堅固でなく、気まぐれな所がある点である。
【解説】
立身出世の兆であるが、気まぐれな欠点がある。
心を堅固に保つことが肝要である。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
75番
【大意】
陽台に爛漫の花が応じて財宝を満載した車もやって来る。
高官に任命された文書を帯びて参内しようと、馬を走らせれば、 人々の称賛する声が雷のように響き渡る。
【解説】
家門大吉の兆。
ただし、この籤も第85首などと同様、あまりにも良過ぎて位負けのおそれあり。
万事内輪に慎まなくてはならない。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
76番
【大意】
富貴は、まったく天の佑によるものであって、再三苦労して、富貴を追い求める必要はない。
将来きっと成功して、その事跡を世に顕わし、長く高位を保つであろう。
【解説】
出世しても我欲を抑えれば、永く富貴を保つことができよう。
【運勢】
願い事
善人は吉
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
吉
旅行
よし
待ち人
来ない
争いごと
勝つ
77番
【大意】
幼年より常に旅がちだったが(苦労が多かった)、春になれば馬が昂ぶるように、この人も運が向いてきた。
今後はこのまま前進し、ことを始めるがよい。
開運の箭も天より一直線に、到達するであろう。
【解説】
いままでの苦労も去り、急に運気の開ける兆。
多くのみくじ本には、他国を旅して稼げば吉とある。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
早ければ出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
78番
【大意】
正義の公道を歩んで行けば、たとえ道理からいえば、不忠に似ていようとも、厳冬にも蒼々(あおあお)とした緑を保つ。
貞節な松柏のように、いつかは名誉があらわれて、将来は大いに出世するであろう。
【解説】
万事正義、公正を旨として行動すれば、いつか報いられて大いに出世しよう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
79番
【大意】
有明の月がまだ皎々と照って明るく、酒席で口論したわけでもないのに、家中に災厄が起こる。
神仏に福を祈れば、青陽(めでたい運気)が保たれよう。
【解説】
年老いて若返るように、再び出世する兆とするが、宋版天竺霊籤では挿絵に割れた酒器を描き、 この卦は破財をつかさどり、酒席で口舌の争いを引き起こす兆しとしている。
【運勢】
願い事
半吉
病気
本復する
失せもの
出るが遅い
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
勝つが苦労する
80番
【大意】
深山にこもって修行した人物が、忠正を認められて、王命を受けた。
和合の象徴である鳳が鸞のあとを追って飛び、天の最高の高みに昇るような、大出世をするであろう。
【解説】
高位高官に昇る兆だが、凡人では位負けしてかえって「不吉」の兆となる。
たとえ徳のある人物がこの籤を得たとしても、慎みがなければ「満つれば欠く」の悔(くい)があろう。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
苦労するが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
81番
【大意】
行動が道に合(かな)っていれば、相手と協調すべきである。
はじめは、心を煩わすことが多いが、しかし努力をおこたらなければ、財宝は盛んに集まり、 従来の方針を改めれば、相手とも協調、和合できるであろう。
【解説】
先に憂い、のちに喜ぶ兆。
【運勢】
願い事
遅い
病気
長引くが本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つ
82番
【大意】
朝日が門に当って輝き、暗い月が再び円い満月となった。
このような幸運の時に当って、珍しい宝も手に入れることができて、すこぶる満足の至りである。
【解説】
闇夜が明け、旭日の勢いで出世する兆である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
83番
【大意】
長らく苦労をしてきたが、ようやく安泰な生活ができるようになる。
認定書、感謝状、表彰状の類を賜るであろう。
今までは花は咲いても散ってしまったが、やっと実を結ぶことになる。
金は天下のまわりもの。次は自分にまわってくる番だ。
【解説】
氷が春に溶けるように、今まで艱難辛苦を味わってきたものの、
上司の推挙で出世し、今までの苦労は報われるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが治る
失せもの
北東にある。ゆっくり探せ
縁談
急ぐべし
旅行
吉
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
84番
【大意】
将軍は名将との誉れが高い。
兵を率いて、はるばる遠征したが、あにはからん、敵との闘い方をしらなかった。
「勝ち軍(いくさ)」と都の天子には奏上したが、偽りが知れてかえって名声を失墜させてしまった。
【解説】
名声があっても、心がけが悪ければ何ごとも徒労に終わる。
油断は大敵である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
85番
【大意】
願い事の成就が晩いといって、何も心配する必要はない。
求めていたことも、漸くかなった。
雲の梯(かけはし)、つまり大きな出世の手掛りもできて、天からの帰り路には、
神仙の棲む仙境を訪ね当てて、不老不死の薬まで手に入れることができよう。
【解説】
大器晩成。
はじめの運の開けるが遅いが、のち大いに幸せとなる。
ただし「満つれば欠く」の戒めを忘れてはならない。
【運勢】
願い事
遅いが大きな喜びとなる
病気
長引いても本復する
失せもの
遅いが出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
勝つが苦労する
86番
【大意】
陽台に爛漫の花が応じて財宝を満載した車もやって来る。
高官に任命された文書を帯びて参内しようと、馬を走らせれば、 人々の称賛する声が雷のように響き渡る。
【解説】
家門大吉の兆。
ただし、この籤も第85首などと同様、あまりにも良過ぎて位負けのおそれあり。
万事内輪に慎まなくてはならない。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
87番
【大意】
石の中から宝玉を取り出し、砂を濾(こ)して砂金を見つけた。
その結果、天高く路を見つけたように出世の路が開けた。
ただ一つ心配なのは、心が堅固でなく、気まぐれな所がある点である。
【解説】
立身出世の兆であるが、気まぐれな欠点がある。
心を堅固に保つことが肝要である。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
88番
【大意】
有明の月がまだ皎々と照って明るく、酒席で口論したわけでもないのに、家中に災厄が起こる。
神仏に福を祈れば、青陽(めでたい運気)が保たれよう。
【解説】
年老いて若返るように、再び出世する兆とするが、宋版天竺霊籤では挿絵に割れた酒器を描き、 この卦は破財をつかさどり、酒席で口舌の争いを引き起こす兆しとしている。
【運勢】
願い事
半吉
病気
本復する
失せもの
出るが遅い
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
勝つが苦労する
89番
【大意】
一個の瑕の無い璞(あらだま)(まだ石の中にある玉)。
これから琢磨(みがき)あげて、立派な玉に仕上げるのに好い。
鑑識の高い人に見出されて、多くの喜びに逢うであろう。
【解説】
その身賢く、才知をもって世間に名を知られ大いに出世する兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
90番
【大意】
願いを込めた一通の書信が天に向かって飛んでゆくと、
「秦川(陜西)の舟には蜀の綿を積む」という諺の通り天の幸を得て錦(財宝)を積んだ船が帰ってきた。
このようにして将来の運も開け、目上の引き立ても受けて、ますます幸運に恵まれるであろう。
【解説】
貴人の引き立てによって、おおいなる幸運を得る兆。
宋版天竺霊籤は「吉信」としるした巻物が、天に向かって飛んでゆくところをあらわし、
「官員がこの籤を得れば、高い地位に登り、商人ならもうけが倍増する」とある。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
91番
【大意】
将来の方針を改変したら、欠けていた月もまた、円く満月となる。
天からは福禄が下る、幸運がやってくる。
この好機を逃さず、すべてに先手を打ってゆくことが大切である。
【解説】
闇夜から月夜になるように、心の憂いも解けて喜びごとに逢う兆し。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
92番
【大意】
幼年より常に旅がちだったが(苦労が多かった)、春になれば馬が昂ぶるように、この人も運が向いてきた。
今後はこのまま前進し、ことを始めるがよい。
開運の箭も天より一直線に、到達するであろう。
【解説】
いままでの苦労も去り、急に運気の開ける兆。
多くのみくじ本には、他国を旅して稼げば吉とある。
【運勢】
願い事
叶う
病気
本復する
失せもの
早ければ出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
93番
【大意】
(荘子)の轍鮒(てっぷ)のたとえ話ではないが、
魚が乾いた地上に落ちたけれど、幸運なことに、そばにあった川の水に飛び込んで、事なきを得た。
少し間を置けば、望みごとはかなうであろうから、まずもうしばらくは、俗世の苦労を味わうがよかろう。
【解説】
将来望みごとはかなうが、しばらくは苦労が続く兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
94番
【大意】
酒の上での話は、何ごとによれ慎み、小人の輩との交わりは避けよ。
高貴の婦人(陰公)の佑を願えば、めんどうな争いから身を守ることができよう。
【解説】
口は災いのもと、人との交わりに心せよ。
【運勢】
願い事
遅い
病気
長引く
失せもの
出ない
縁談
半吉
旅行
半吉
待ち人
遅い
争いごと
勝つこと遅い
95番
【大意】
志を立て、修業に努めたが、まだ禄も得ず、地位も無い。
もし天子のお召しの詔勅が下ったら(「金鶏」は十二支の酉とも考えられる)、
便風(順風)を得た船のように、順調に運が開けてゆくであろう。
【解説】
おのれの修得した一芸を固く守って、時節を待てば、やがて名誉をあらわす時がやってこよう。
【運勢】
願い事
遅いが叶う
病気
長引く
失せもの
出るが遅い
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
苦労して勝つ
96番
【大意】
鶏が鳥の王者・鳳の後を追って、ともに飛び、高い林に止まって、羽づくろいしている。
こんな幸運の時こそ、船を漕いで対岸へ渡るべきであるそうすれば、船に財宝を山積みにして帰ることができよう。
【解説】
貴人に近づきを得て、大いに成功する兆。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
97番
【大意】
病気に苦しみ、なおかつ他人からのあなどりを防がなくてはならず、そうした危機からまだ、回復していない。
しかし易でいう純陰の卦に一陽が戻って来て(来復)復卦となるように、
今までの苦労が去って運がめぐってきたのちは、その盛運に乗じて、良い計画を立てるがよかろう。
【解説】
はじめは苦労が多いが、末になって運が開ける。
【運勢】
願い事
半吉
病気
長引くが本復する
失せもの
出にくい
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
遅い
争いごと
負ける
98番
【大意】
長らく苦労をしてきたが、ようやく安泰な生活ができるようになる。
認定書、感謝状、表彰状の類を賜るであろう。
今までは花は咲いても散ってしまったが、やっと実を結ぶことになる。
金は天下のまわりもの。次は自分にまわってくる番だ。
【解説】
氷が春に溶けるように、今まで艱難辛苦を味わってきたものの、
上司の推挙で出世し、今までの苦労は報われるであろう。
【運勢】
願い事
叶う
病気
長引くが治る
失せもの
北東にある。ゆっくり探せ
縁談
急ぐべし
旅行
吉
待ち人
遅いが来る
争いごと
勝つ
99番
【大意】
朝日が門に当って輝き、暗い月が再び円い満月となった。
このような幸運の時に当って、珍しい宝も手に入れることができて、すこぶる満足の至りである。
【解説】
闇夜が明け、旭日の勢いで出世する兆である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
100番
【大意】
将軍は名将との誉れが高い。
兵を率いて、はるばる遠征したが、あにはからん、敵との闘い方をしらなかった。
「勝ち軍(いくさ)」と都の天子には奏上したが、偽りが知れてかえって名声を失墜させてしまった。
【解説】
名声があっても、心がけが悪ければ何ごとも徒労に終わる。
油断は大敵である。
【運勢】
願い事
よし
病気
本復する
失せもの
出る
縁談
よし
旅行
よし
待ち人
来る
争いごと
勝つ
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